電飾ウェディングドレスの安全性について
- 2012年04月30日
- 技術解説
【この記事は遡及入力です】
電飾ウェディングドレスについては、使用しているLEDの数量とバッテリの大きさから、安全性についてよく質問を受けます。また、貸出できないかというお問い合わせもあります。
それについて答えられることは、「最大限の安全対策を施して制作・運用していますので、それ以上ができなければ無理です」となります。
実際、安全対策として、バッテリに直接つながる主ヒューズ、基板系統別にアンペア数を分けた速断ヒューズ、メインのテープLEDごとに付けた温度ヒューズとポリスイッチ、メインLEDを駆動するNJW4800に内蔵された過電流保護回路・過熱保護回路があります。これで既に「過剰」だとお分かりでしょうが、さらに逆接続保護回路を増設予定です。
かなり大きな動きでダンスパフォーマンスをするため、電子回路や配線が緩んで外れては安全上いけません。その点もかなり考慮して制作しています。
また、制作者で安全確認をしながらパフォーマーへの装着を行い、稼働時は常に同行し問題が起きたら主電源スイッチで非常停止させる体制を取っています。
直流12Vとは言え、鉛蓄電池やリチウムイオンポリマー電池は大電流を流すことができますし、密閉型であっても可燃物の要素があるのは確かです。そのため、非常に気を遣っています。
Make:やニコニコ技術部系のイベントに例えばテスラコイルやレーザを出展されている方は、専門家として高度な安全対策を採っています。私たちは専門家ではありませんが、できる限りの安全確保に努めています。